お金の使い方がわからないと、お金を増やす事は出来ません。
多くの人は、お金の稼ぎ方を学ぼうとしますがお金を稼ぐ前に学ぶべき大切な事があります。
それは、お金の使い方です。
お金の正しい使い方を身につける事が出来れば、日々あなたの財布から出て行くお金が、無駄にならず、全てが生きたお金になり価値を生み出します。
その為には、生き金の使い方を学ぶ必要があるのです。
お金を稼ぐ方法を学ぶ前に、お金の使い方を学び実践する事で、根本的な基礎ができます。
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お金の使い方 生き金と死に金の区別
私達は日々、お金を使います。仕事先でも、プライベートでも、必ずお金は財布から出ていきますね。
至って当たり前の事ですが、お金の意識をしながらお金を使っている人はほとんどいないでしょう。
お金持ち達は、常に生き金と死に金を意識しながらお金を使っている事をご存知ですか?
お金持ちはケチだという言葉がありますが、決してケチなのではなく、死に金になる無駄なお金は一円たりとも使いたくないと思っているからなのです。
投資と消費
お金の使い方がわからない人は、お金には【投資】と【消費】があるという事を理解できていません。まずは、お金には投資と消費があるという事を理解する事が大切になります。
財布から出て行くお金が価値になれば、そのお金は投資になり【生き金】となります。
財布から出て行くお金が価値にならなければ、そのお金は消費になり【死に金】となります。
では、使うお金に対する価値とはどのような事を言うと思いますか?
価値とは、「何かを得られた事」をいいます。
お金そのもので考えるとわかりやすいですね。使ったお金が結果的に増えれば、投資になります。使ったお金が無くなればただの消費です。
ギャンブルがいい例でしょう。無くなればただの消費に過ぎません。
自己成長においても、同じ事です。書店で一冊の本を1500円で購入しても、読み終えた結果、学べる事が少なかったり、期待値に満たなかった場合は、1500円というお金は死に金に変わり、消費された事になります。
逆に、1500円で購入した以上の価値を感じる事が出来れば、そのお金は生き金になり、投資して価値を得た事になるのです。
ラーメンを食べるなら本を買え
一杯1000円のラーメンを食べるのも良いですが、食欲を満たす為にラーメンを食べても、得られる事は満腹感のみで、決して成長には繋がらないですね。
結果、食欲を満たす為に死に金を使ってしまった事になるのです。
私も昔ラーメンが大好きでしたが、二回のラーメンを食べるのを我慢して、書店に行き1500円のビジネス書を購入しました。
大好きなラーメンを食べたいのですが、我慢して本を購入した事で、「絶対に1500円以上の価値を得てやる!」と意気込み、学びました。
読み終えた後、「この本から、お金でいうといくらの価値を得る事ができたか?」という事を真剣に考えるようになったのです。
お金を使って価値を計算する
初めて、使ったお金から得られた価値を金額で計算した瞬間でした。
すると大変面白い事に気付きました。
二杯分のラーメンに消える1500円を使って、一冊の本を買い、5000円の金額に等しい価値を感じる事ができたのであれば、1500円の投資をして、5000円の価値を得たという事になる、という発見でした。
実際にお金が増えたわけではありませんが、3500円という【価値貯金】ができたという事になるわけです。
もし、購入した本が10000円の価値になるとするならば、1500円のお金を投資して、10000円の成長価値を得るという事に成功したのです。
常に自分の財布からお金が出て行く時に、生き金と死に金の区別を意識するようになると、自然と無駄なお金は使わないようになります。
お金の使い方がわからないまま、お金を使うのではなく、生き金の使い方を意識しながらお金を使い、常に価値貯金をしていくと、全てが変わってきます。
価値貯金ノートをつくる
ノートを一冊用意して、価値貯金ノートを作ってみて下さい。とてもシンプルな項目しかありません。
【使途項目、使った金額、得られた価値】
これだけです。意識するだけで全然変わるので是非実践をしてみて下さい。
お金の使い方を意識するようになると、死に金は使わないように努力するようになります。その努力が使うセンスを磨いていくのです。
電車の移動で価値を得るお金の使い方
例えば、特急に乗る時には自由席と指定席とグリーン車がありますね。
自由席500円、指定席1000円、グリーン車1500円とします。
ただの移動で考えるだけなら、自由席も指定席も移動が楽かどうかだけの話になるので、全て死に金になります。
移動する為に500円のお金を消費してしまった事になってしまうのです。
しかし、500円を投資して生き金にする為には、500円のお金で得られる価値を考える必要があるのです。
移動時間で価値を生み出す
例えば、1時間の移動時間で500円ならば、1時間集中してビジネスアイデアを出す行動をするのも良いでしょう。
そして、到着するまでの1時間、全神経を集中してアイデアを絞り出し、結果、ノートに書き留めたアイデアに価値を付けてみるのです。
もし、あなた自身がそのアイデアに1000円の価値をつける事が自分で納得できたならば、移動時間で、2倍の価値を得る事に成功したという事になります。
「今日も仕事疲れたなぁー…ゲームでもしよっと」
500円を払い、スマホでゲームをしながら消費する人と、500円を払いアイデアを絞り出し、投資価値を2倍にした人、金額も時間も同じですが、成長には圧倒的な差が出る事を、ご理解頂けると思います。
お金の使い方がわからない人でも、この原理を理解できれば、電車の移動時間だけでも、相当な価値を得る事が出来るのです。
そして、お金の使い方を意識するからこそ、使うべき金額の大小に関しても見えるようになってくるのです。
例えば、先程の電車の移動時間でアイデアを出すというアクションを起こす場合、混雑している自由席でアイデアを出すには、環境が悪いですよね。
お金は価値を生み出す為に使う
それならば、1000円の指定席に座り、アイデアを出す方がよっぽど効率的です。
私がグリーン車にしか乗らない理由はここにあるのです。
グリーン車は、金額が高い分、空間は上質です。自由席に比べると移動経費は高くなりますが、上質な空間を利用して、全神経を集中する事ができます。
結果、500円のお金を投資して1000円の価値を得るよりも、1500円のお金を投資して3000円の価値を得る方が、倍率は同じでも価値金額の幅はでかくなるという事です。
このように、日常生活でお金の使い方を意識すると、成長のスピードが格段に上がります。
お金の使い方 食事編
例えば、一人で中華店に行き3000円の食費を支払うとします。3000円の消費になってしまいますね。
私は、自分よりもレベルが高い人、または私よりも専門分野の知識力が高い人にお金を使うのです。
自分がどうしても知りたい情報を持っている人がいるとします。
その相手が、レベルが高い専門職の人間であるほど、当然ながら相談料もかかりますし、時間をもらう為にお金が必要になりますね。
ご馳走してあげるのです。
食事に誘い、全額をご馳走するのです。上記の例ならば6000円ですね。
お金を使い一石二鳥を意識する
食欲を満たすだけならば3000円で済みますが、死に金にするのが嫌なので、レベル高い人を招待し、倍のお金を払い、自分が知りたい情報を入手します。
まとめ
お金の使い方がわからない人でも、今すぐに実践できる事を書きました。
あなたの価値貯金がノートの中で、ある程度増えていった時に、実際にあなたの収入が上がり始める事に驚く日が来るでしょう。
特に、日頃の帳簿付けをしている人ならば、帳簿に価値貯金を付け足して同時に進めていく事で、びっくり仰天する瞬間が未来必ず訪れるはずです。
私が大きな借金があったとき、目に見えるリアル借金総額は数千万でしたが、価値貯金は右肩上がりに増えていきました。
そして、最終的に得られた事は、ノートに書いてある価値貯金の総額をリアルマネーが超えた、という現象です。
お金の使い方がわからない人でも大丈夫。今日から実践して頂ければ根本意識が変わり、確実な価値を得られるようになるでしょう。